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帰宅難民道しるべ (650万人の東京帰宅難民のために)

2011年10月初稿
2019年12月改訂版

今後30年内の間にマグニチュード7クラスの首都直下型地震が起こる確率は70%(中央防災会議)と推定され、建物全壊棟数・火災焼失棟数は約85万棟、死者約11,000人、市街地火災で約2万3000人、経済被害約112兆円。そして、帰宅困難者は650万人にのぼると被害を想定しています。

京都大学の鎌田浩毅教授は、2016年7月に直下型の地震が2020年に起こる可能性が高まっていることを発表しています。

869年、東日本大震災と同じ震源域で貞観(じょうがん)地震という巨大地震が発生し、その後、日本全国で地震が頻発した。9年後の878年にM7.4の内陸直下地震(相模・武蔵地震)が起きている。
東日本大震災(2011.3.11)の9年後は2020年になるわけです

確かに、2011年の東日本大震災以降、震度7の巨大地震だけをひろっても熊本(2016.4.14と4.16)で2回、北海道胆振(2018.9.6)が起こり、震度6では兵庫県淡路島(2013.4.13 震度6弱)、長野県北部(2014.11.22 震度6弱)、鳥取県中部(2016.10.21 震度6弱)、茨城県北部(2016.12.28 震度6弱)、大阪府北部(2018.6.18 震度6弱)、山形県沖(2019.6.18 震度6強)などが各地で起こっています。

私たちは2011年3月11日の東北大震災を都内で体験しました。交通機関が止まったために、駅周辺は電車の復旧やバスを待つ人であふれ、徒歩で帰る人で歩道もすし詰め、道路も大渋滞になりました。

帰宅困難自体は一過性のもので、多くの命や生活基盤が失われた東北の方々とは比べものにならないほど些細なことかもしれません。

しかし、予想されている首都直下型地震の際には、建物の倒壊や火事など、さらなる混乱が起こることは間違いありません。

地震の初期段階においては、行政や自治体の救援活動も期待できませんので、自分の身は自分で守る必要があります。

このホームページでは、特に人の多い山手線エリアを中心として、あの日の帰宅体験が書かれたブログをピックアップして当時の状況や避難場所、帰宅途中にあったさまざまなできごとをケーススタディとするとともに、最寄り駅周辺のYoutube映像なども併載しています。

また、都区の地震に関するマニュアルや防災対策、情報や物資を得られる避難所や待機場所などの地図へのリンクをまとめました。

地震のために何を準備し、発生時にどういう行動をすべきか、「帰宅」のために何が必要なのか、どう自分の身を守っていくのかなど、ご自身と家族の安全を考える一助となれば幸いです。

【帰宅困難者とは】

自宅までの距離が20Km(歩行時間約4時間)というのが、帰宅できる範囲とされています。
・各地区の滞留者のうち、帰宅までの距離が遠く、徒歩による帰宅が困難な人とする。
・帰宅までの距離が10km以内の人は全員「帰宅可能」とする。
・帰宅距離10km~20kmでは、被災者個人の運動能力の差から、帰宅困難割合は1km長くなるごとに10%増加する。
・帰宅距離20km以上の人は全員「帰宅困難」とする

1.帰宅への備え(事前の準備)

A.手回しラジオ(懐中電灯(ランタン)、携帯等の充電、警報機能)

ラジオは非常に少ない電力で正確で貴重な情報を得ることができる最高のサバイバルツールです。

ラジオやテレビの公的情報は、携帯電話やスマホのインターネット放送でも視聴可能ですが、多くの方々が携帯電話やスマホの電源が切れたり充電に苦慮された体験談を残しておられます。

さらにスマホではGPSで現在地や地図情報を確認するなど、通常よりも多くの電力(バッテリー)を消費します。

公的な情報はラジオ、携帯やスマホは現在地の確認や周辺の情報、友人・知人とのリアルタイムな情報収集や共有などローカルな用途に特化するという使い分けをするべきでしょう。

災害用に工夫された手回し式携帯ラジオがありますので、
家庭用、職場用、持ち歩き用と3つくらいあってもよい。
台風などで停電が起こった際にも大変心強い味方になります。

非常用手回しラジオの主な機能
・ラジオ
・懐中電灯(ランタン)
・携帯等の充電
・警報(閉じ込められた時の救出の手がかりになります。)

B.帰宅支援マップ

そう高いものでもなく、水・トイレ・情報などを提供する帰宅支援ステーションなどの施設がどこにあるかなどの詳細な情報が載っていますので、必須でしょう。

C.帰宅支援型の非常用品

「富士登山に持っていく装備・服装」が完璧なものになります。
現実的には難しいので、必ず持っておきたい必須品と、職場や学校に置いておきたいものをリストアップしておきます。
また、帰宅支援型の非常用品をセットにしている商品もあります。

 必須品
  ・スニーカーまたは軽登山靴(職場や学校に履き古したものを常備。外出先なら買う。)
  ・水
  ・簡易食糧(糖分と塩分 チョコレート・ビスケット・塩飴・カロリーメイト等)
  ・携帯充電用バッテリー(非常時には電池式のほうが重宝します)

 職場や学校に置いておきたいもの
  ・防寒具(手袋・マフラー)
  ・雨具

帰宅支援型の非常用品セット

D.避難場所や帰宅支援施設の把握

東京都防災ホームページ

避難情報の確認
避難情報が発令されているかどうかの確認を行います。

東京防災マップ
避難や帰宅支援を行う施設を検索でき、地図も表示します。
一時滞在施設、避難所、避難場所、給水拠点、医療機関、都立学校、コンビニエンスストア、飲食店チェーン等、ガソリンスタンドなどが検索可能ですが、使い勝手はよいとは言えません。
勤務先から自宅へのルートをあらかじめ確認しておきましょう。

ハザードマップ
津波が起こった場合に、浸水被害が起こりやすい地域を確認します。
帰宅、避難経路であってもこれらの地域を通過する際には注意が必要です。

帰宅支援道路

帰宅支援道路とは、災害時に徒歩で帰宅する人のため、水道、トイレ、情報などを提供する帰宅支援ステーションを配置した道路で、東京では16路線が指定されています。
また、全都立学校と東京武道館は災害時帰宅支援ステーションとして機能します。

渋谷や新宿など大きな駅では、歩行もままならないほどの大混雑が起こりましたので、下記の支援道路でもなるべく駅には近寄らず、各支援ポイントでバスや鉄道の再開情報を確認してください。

第一京浜(日本橋から南へ、川崎市手前の六郷橋、川崎競馬場まで)
1.日本橋、2.八重洲、3.銀座通り口、4.銀座二丁目、5.銀座四丁目、6.銀座八丁目、7.新橋、8.新橋五丁目、9.浜松町一丁目、10.大門
、11.芝四丁目、12.札の辻、13.泉岳寺、14.高輪二丁目、15.品川駅前、16.八ツ山橋、17.北品川二丁目、18.南品川五丁目、19.南品川三丁目、20.大井消防署前、21.南大井一丁目、22.大森北、23.平和島口、24.大森橋、25.大森警察署前、26.大森町駅入口、27.梅屋敷駅入口、28.大田区体育館前、29.東蒲田二丁目、30.夫婦橋、31.南蒲田、32.蒲田消防署前、33.東六郷一丁目、34.東六郷二丁目北、35.東六郷北詰、36.競馬場前

第二京浜(日本橋から南南西へ、多摩川大橋まで)
1.道路元標、2.呉服橋、3.丸の内一丁目、4.大手町、5.馬場先門、6.日比谷、7.祝田橋、8.霞が関一丁目、9.霞が関二丁目、10.虎ノ門、11.麻布台一丁目、12.赤羽橋、13.赤羽橋南、14.慶大前、15.三田四丁目、16.魚藍坂下、17.白金一丁目、18.明治学院前、19.高輪台、20.西五反田一丁目、21.中原口、22.戸越三丁目、23.二葉四丁目、24.馬込駅前、25.馬込坂下、26.馬込中前、27.池上二丁目、28.千鳥一丁目、29.矢口三丁目

中原街道(中原口(五反田の南)から南西へ、丸子橋(多摩川駅と沼部駅の中間点あたり)まで)
1.中原口、2.星薬大前、3.平塚橋、4.昭和大病院前、5.南千束、6.洗足坂上、7.洗足池、8.大岡山駅入口、9.石川台、10.雪谷保健所前、11.田園調布警察前、12.田園調布本町、13.丸子橋

玉川通り(三宅坂(国立国会図書館の北)から南西へ、二子橋(二子玉川駅近辺)まで)
1.三宅坂、2.平河町、3.赤坂見附、4.青山一丁目、5.外苑前、6.南青山三丁目、7.表参道、8.宮益坂上、9.渋谷署前、10.道玄坂上、11.神泉町、12.大橋、13.三宿、14.三軒茶屋、15.世田谷警察署前、16.上馬、17.駒沢大学駅前、18.駒沢、19.新町一丁目、20.用賀一丁目、21.瀬田

甲州街道(桜田門(皇居西側)から八王子近辺まで)
1.桜田門、2.三宅坂、3.半蔵門、4.四谷見附、5.四谷三丁目、6.四谷四丁目、7.新宿四丁目、8.西参道口、9.初台、10.笹塚、11.大原、12.松原、13.上高井戸一丁目、14.給田、15.仙川駅前、16.つつじヶ丘交番前、17.旧甲州街道入口、18.下布田、19.下石原交番前、20.上石原、21.白糸台三丁目、22.若松町二丁目、23.小金井街道入口、24.寿町三丁目、25.本宿交番前、26.国立インター入口、27.矢川駅入口、28.川崎街道入口、29.日野坂、30.高倉町、31.大和田町4、32.八幡町

青梅街道・新青梅街道(新宿大ガードから北西へ、西東京市・東村山市・箱根ヶ崎・東大和市・武蔵村山市・羽村市・福生市)
1.新宿大ガード西、2.成子坂下、3.中野坂下、4.杉山公園、5.高円寺陸橋下、6.五日市街道入口、7.杉並区役所前、8.四面道、9.八丁、10.井草八幡前、11.関交番前、12.東伏見四丁目、13.田無一丁目、14.北原、15.花小金井四丁目、16.柳窪、17.野口橋、18.清水五丁目、19.南高木、20.奈良橋庚申塚、21.上立野東、22.村山医療センター北、23.三ツ木、24.箱根ヶ崎西

川越街道(本郷3(本郷三丁目駅)から北西へ、東武東上線の成増駅、和光駅あたりまで)
1.本郷三丁目、2.春日町、3.大塚三丁目、4.熊野町、5.板橋中央陸橋、6.東新町、7.成増二丁目、8.東崎橋

中山道(室町3(新日本橋駅・神田駅)から北へ、千石、巣鴨を経て戸田橋(戸田の舟渡)まで)
1.室町三丁目、2.今川橋、3.万世橋、4.本郷三丁目、5.本郷弥生、6.白山上、7.千石駅前、8.西巣鴨、9.仲宿、10.大和町、11.泉町、12.志村三丁目、13.志村坂下、14.舟渡

北本通り(王子駅から北へ-新荒川大橋(赤羽駅・赤羽岩淵駅あたりまで))
1.北とぴあ前、2.王子三丁目、3.王子消防署前、4.神谷一丁目、5.赤羽警察前、6.志茂五丁目、7.赤羽

日光街道(日本橋元標(都営浅草線日本橋駅の北東、日本橋郵便局)から北へ、上野、三ノ輪、千住大橋、北千住、足立、谷塚まで)
1.江戸橋南、2.本町三丁目、3.台東一丁目、4.台東四丁目、5.上野駅、6.入谷、7.三ノ輪、8.足立市場入口、9.千住宮元町、10.北千住、11.千住新橋北詰、12.梅田、13.足立区役所前、14.梅島陸橋、15.竹の塚三丁目、16.竹の塚、17.保木間四丁目、18.西保木間

水戸街道(本町3(新日本橋駅)から北東へ、浅草言問橋を渡り金町駅付近まで)
1.本町三丁目、2.浅草橋南、3.蔵前一丁目、4.駒形橋西詰、5.言問橋西、6.言問橋東、7.東向島、8.四ツ木橋南、9.本田広小路、10.白鳥一丁目、11.青戸八丁目、12.中川大橋東、13.金町一丁目、14.金町

蔵前橋通り(湯島1(御茶ノ水駅の北)から東へ、鳥越、錦糸町、亀戸、葛飾、新小岩、小岩、江戸川(市川橋)まで)
1.サッカーミュージアム入口、2.妻恋坂、3.台東一丁目、4.蔵前一丁目、5.石原一丁目、6.太平四丁目、7.亀戸四丁目、8.新小原橋、9.平井大橋西詰、10.たつみ橋、11.総武陸橋下、12.柴又新道口、13.江戸川

井の頭通り(大原2(京王線 代田橋駅)から北西へ、永福町駅、吉祥寺駅、関前(田無駅と武蔵境駅の中間点))
1.大原二丁目、2.和泉二丁目、3.永福町駅前、4.浜田山、5.環八井の頭交差点、6.宮前分室入口、7.吉祥寺駅前、8.中央通り、9.境浄水場西、10.関前五丁目、ここから五日市街道へ(砂川七番(玉川上水駅)、西武立川駅近辺から福生市まで) 11.境橋、12.関野橋、13.小金井橋、14.茜屋橋、15.喜平橋、16.上水本町、17.若葉町団地入口、18.砂川九番、19.砂川五番、20.西砂町宮沢、21.熊川武蔵野

環状七号線(都内各所から各方面への起点として利用。西南から時計廻りに地名表示。太字は他の支援道路との接点)

1.大森東、2.春日橋、3.馬込銀座、4.松原橋、5.北千束五差路、6.南、7.柿木坂陸橋、8.駒沢陸橋、9.上馬、10.若林、11.若林陸橋、12.大原、13.方南町交差点、14.高円寺陸橋下、15.大和陸橋、16.丸山陸橋、17.豊玉陸橋、18.武蔵野病院前、19.板橋中央陸橋20.双葉町、21.鹿浜、22.上沼田、23.満願寺前、24.梅島陸橋、25.綾瀬警察署前、26.大谷田橋、27.亀有二丁目、28.青戸八丁目、29.奥戸陸橋下、30.総武陸橋下、31.鹿本中学校前、32.大杉橋西詰、33.一之江一丁目、34.葛西工業高校前、35.長島町交差点、36.中葛西八丁目、37.堀江団地
https://map.bousai.metro.tokyo.lg.jp/kitaku_sien_road.html#road_jump15

環状八号線(都内各所から主に西方面への起点として利用。西南から時計廻りに地名表示。太字は他の支援道路との接点)
1.穴守橋、2.羽田旭町、3.大鳥居、4.南蒲田、5.大田区役所入口、6.多摩川一丁目、7.千鳥三丁目、8.白山神社前、9.御岳神社入口、10.調布学園前、11.田園調布中学校前、12.玉川田園調布、13.等々力不動前、14.上野毛駅前、15.瀬田、16.三本杉陸橋、17.環八船橋、18.千歳台、19.上高井戸一丁目20.中の橋交差点21.環八井の頭交差点22.四面道、23.清水三丁目、24.八成橋第二、25.練馬春日町、26.練馬自衛隊南27.環八高速下28.志村三丁目29.赤羽
https://map.bousai.metro.tokyo.lg.jp/kitaku_sien_road.html#road_jump16

2.地震発生時の情報入手

気象庁地震情報 https://www.jma.go.jp/jp/quake/
気象庁津波情報 https://www.jma.go.jp/jp/tsunami/

Yahoo天気・災害 https://weather.yahoo.co.jp/weather/

3.安否確認

家族の安否を確認しましょう。安否の確認がとれることで自分も家族も安心し、冷静な行動が可能になります。

地震直後には余震や津波、家屋の倒壊や火事などによって帰宅の経路が遮断されることも考えられますので、状況を把握してから冷静に慎重に行動するために、まず自分が安全だと家族に伝えること、家族が安全だと自分がわかることを最優先してください。

NTT東日本「災害伝言ダイヤル171」
NTT東日本「災害用ブロードバンド伝言板web171」
NTTドコモ「iモード災害用伝言板」
au「災害用伝言板サービス」
Softbank「災害用伝言板サービス」
Y!mobile「災害用伝言板サービス」
安否情報まとめて検索「J-anpi」(NHK+NTT)

常にいくつか複数の通信手段を使えるようにしておくことも必要です。

・あらかじめ家族で複数の連絡方法を決めておくこと。
SNS
   Line、Googleハングアウト、スカイプ、ツイッター、FaceBook、ミクシィ

ツイッターは、東北地震の際にも安否確認や随時連絡がとれ、救援依頼も多く届けられました。一部でデマなどを含め多くの情報が飛び交いましたが、被災地の方とも電源の続く限りは通信が途切れることはありませんでした。

メール
  携帯のショートメールはダメでした。Gmail,Yahooメールなどは正常に届いていましたので、こちらも登録しておくことをおすすめします。
  
 

4.その場に留まる? 避難する? 帰宅行動を開始する?

耐震強度の高いビルなどで被災した場合には、状況を常に確認しながら、その場で一夜を過ごすという選択肢がもっとも推奨されます。

東京都は会社や学校に対して、状況が不安定な状態で帰宅させないことを推奨し、条例化も検討しています。

事業者に対して、非常食や飲料水の備蓄を行うよう指導もしていますので、家族の無事が確認できたら会社や学校に留まることを選択するというのが主流の考え方になっていきます。

余震や津波の状況を正確に把握し、冷静な行動をとること。
交通機関の復旧は早くとも翌日からであるという過去の経験を、ぜひ生かしていただきたいと思います。

5.最後に

大地震の際に自分が生き延びるために、どう行動すべきか。

神戸淡路大震災や東北大震災の時に、何が起こったかが如実に物語っています。
それらを知り、また多くの体験談にふれながら準備やシミュレーション(擬似訓練)をし、自分自身の判断の糧とすることです。

地震の時に命を落としたり怪我を負ったりするのは、建物の崩壊や家具の下敷きになったなどの場合のみで、
本当に怖いのはその後の火災や津波なのです。

神戸では、長田など、木造の建物が多く道の狭いところが火災に見舞われ、何日も何日も燃え続けました。

消火活動を行うにも水道は止まっており、また水があったとしても、道が家屋の倒壊でふさがれており現場に近づけませんでした。

ヘリコプターでの消化は酸素を奪うために人命を危険にさらすという理由で行われず、結果、建物から脱出できずに取り残された人や逃げ場を失った人たち数千人が焼死したのです。

東北では地震そのものでは無傷だった1万人を超える人々が、大津波によって命を失いました。

また、支援物資が届かずせっかく生き延びた避難先で餓死、凍死などという痛ましいことも起こりました。

3.11の地震の際、歩き出して正解だったか、留まったほうがよかったのか、当日に帰宅への行動を起こした多くの方が、自分自身の行動について成否を決めかねています。そして、それは他の誰も成否をジャッジできることではないと思っています。

非常時にどう行動すべきなのかについて正解はなく、自分が判断した結果を自分で受け入れるしかないのです。

ただひとつ言えるのは、過去の地震でもそうであったように、来るべき東京地震の際に、日本という国に住む人々が、秩序と礼儀、そして我慢しながら支援しあっていけるだろういうことです。

満員の歩道を粛々と歩いた行軍のような人々。
駅で電車の再開を待って階段に座る人は、他の人のために通路を空けていた。
凍える寒さの中、バスやタクシーを待つ気の遠くなるような行列で、お年寄りを先に乗せる人。
大渋滞の車道でクラクションを鳴らす車はなかった。

世界に誇ってよい民族だと思います。

みなさま、無事に帰宅できることを願っております。