大久保から恵比寿まで徒歩 武蔵小杉~川崎へ

Case Study 『Everyday FunkiEE!!』 さんの場合

地震時最寄駅: 大久保
帰宅・待機最寄駅:川崎
帰宅までの時間:10時間(徒歩区間 大久保-目黒 約7.6Km)
距離:約25Km

『Everyday FunkiEE!!』 東北太平洋沖地震 帰宅困難者の道のり

大久保から恵比寿まで徒歩、東急目黒線で武蔵小杉まで、川崎市営バスで川崎へ帰られた10時間に渡る帰宅の記録です。

家に残した妻と子供が心配だ。とにかく無事だと伝えたいし、安否を確認したい。スターバックスのWi-fiを捕まえてSkypeで連絡する。通じた。家族が無事で安堵する。

時刻は18:00。
渋谷に着いても状況は変わらない。人で溢れかえる駅前。バス停には長蛇の列。歩道には人。人。人。この時点でJRは全線運休。帰宅の道は限りなく遠のく。途中のファミリーマートで買ったホットコーヒーは、暫くの間カイロ替りになった。

恵比寿にたどり着いた頃には、三人とも疲労が見えた。幸いにも営業している居酒屋に逃げ込み、しばしの休息を得る。頻繁に余震があったせいか、疲れでフラついているのか余震で建物が揺れているのかよく分からない。揺れに対して過剰に反応してしまう。疲れている。

この後、避難所として解放された恵比寿ウェスティンホテルでしばし休憩をとりつつ電車やバスの運行状況をチェック。
目黒から武蔵小杉、武蔵小杉からバスで帰宅されています。

電話回線が全滅でもSkypeとツイッターが使え、家族の安否が確認できたこと、ウェスティンホテルの対応や周りの人たちのサポートがなければもっと困難な道のりになったことでしょう。

17:30に職場を出てから、およそ10時間に及ぶ長旅になった。悲惨な現状はあるけども、お世話になった方には感謝です。

・今回の長旅を共にしたMさん、Oさん。二人の存在は大きいです。
・家族と連絡がとれたスターバックスさん。Wi-fiありがとう。
・暖かいコーヒーおいしかったです。恵比寿ウェスティンホテルさん。
・リアルタイムの情報収集に役立ったTwitter。有益な情報を広めてくれた各人。
・今なお情報提供を続けてくれているメディア各社さん。

日本人はこの混乱の中でも冷静に行動できる素晴らしい国民性だ。この悲劇の中で、自国の素晴らしさを実感した。

大久保~恵比寿~武蔵小杉~川崎への徒歩ルート

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