Case Study 『グランパの青春日記』 さんの場合
地震時最寄駅: 東京ビッグサイト
帰宅・待機最寄駅：めじろ台（八王子）
帰宅までの時間：徒歩3時間程度。帰宅まで9時間程度
距離：約55Km
東京ビッグサイトで地震に遭われ、バスを待っていましたが40分待ったあげくに運休になり、月島まで徒歩で移動、電車が動いていないことを知ってさらに有楽町まで移動され、ここから電車を乗り継いで24時に帰宅されています。
ビッグサイトからめじろ台まで総距離にして約55Km。
徒歩での帰宅はまず無理ですので、非常に幸運にめぐまれたと言えます。
バス乗り場を見ると運行している様子で既に列ができています。「東京駅行」には長い列ができつつありますが、「浜松町駅行」は少ないので直ぐに並びました。その内、「展示会」中止の放送があり益々列が長くなってきました。「東京駅行」は少しづつバスが来ますが「浜松町行」のバスは全く来ません。４０分ほど経過した時、担当者と思われる方がバスは来ないと言いました。
約２時間で「月島」に着きましたが、ここで全ての地下鉄・JRが運休している事を知りました。大勢の列が出来ている所は「固定電話」と「バス乗り場」です。
暫くJRや地下鉄が動く事を期待して窓口に立ったり、路上に座ったりしていましたが全く進展がありません。
常に「NHKラジオ」を聞いていましたが、東北地方の地震状況や津波情報ばかりで東京の電車の運行状況の情報はありません。
今日はこのままコンクリートの上で夜をあかすのかと心配になってきました。
確かに、被災地東北の報道は入ってきましたが、東京では、たとえばどこの鉄道が再開されたとかバスの運行状況はどうだとかいった情報は一切報道されず、また、都や区からの案内などもなく、ツイッターや駅の方の案内がすべてだったように思います。
実際に体験してもっと情報が適切に欲しいと痛感しました。
特にお台場で交通手段が無くなった時、どの方向にどの程度歩けば何処に行き、どのような交通手段・サービスが受けられるかの情報が必須であると思います。
途中の築地で「防災ガイドマップ」をいただきましたが、このような地図をお台場でもいただきたかったと思います。